エンディングノートについて

 「エンディングノート」は遺言ノートですが、これを書くことは、「自分が生きてきた証」とか「自分の人生史」を残すことでもあります。そして、これからの人生を「どのように生きていくか」を考えるときでもあります。

 自分がぼけてしまったり、病気やけがで意識をなくしてしまったときに介護・延命治療をどのようにしてもらいたいか、を書き残しておくためのノートにもなります。

 自分の死後、残された家族へのメッセージにもなります。直接伝えにくいこともノート形式で記録しておくことで、確実に伝えることができます。残された人にとっても、当人の意向がわかるものです。

 また、自分史を記録したり、人生のエンディングを考えることになり、残された人生をより充実したときとするために、今までの人生を振り返り、これからの人生を考える時間にもなります。

 残された今後の人生を考えるためにも「エンディングノート」を書いてみませんか。

 

「自分史」「医療・介護」「葬儀」「財産・相続」「家族へ」などを書いてみましょう。

 

【自分史】

自分の歴史(自分史年表:幼年期・学生時代・社会人、記録に残しておきたいこと、想い出)。自分について(身上・趣味など)。住所録(友人・知人など)

【医療・介護】

加入している保険、病名告知の希望、延命治療の希望、臨終を迎える場所、献体の希望、緊急連絡者など。

【葬儀】

葬儀の希望、遺影について、連絡先、お墓についてなど。

【財産・相続】

「資産の記録」 預貯金・株式・有価証券・不動産・保険・年金など。

「相続の記録」 遺言の有無・遺産分割の希望・家系図・形見分け希望リストなど。

【家族へ】 

大切な人へのメッセージ・家族の思い出・夫婦の思い出など。

 

本屋に行けば「エンディングノート」の本が売っています。「エンディングノート」を書いてみませんか。そして、残された今後の人生について考えてみましょう。

 

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